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▼鍵は樹勢をつけること

鍵は樹勢をつけること/
「弱り目に祟り目」ということわざが示すように、人間も抗体が亡くなっているときにかぎって病気を併発したりします」。樹木も全く同様です。害虫被害を防ぐために施された薬品により、実は土壌内の貴重な益虫や微生物をも殺傷してしまい大事な栄養分は消失してしまっているのです。つまり、力のある樹木には寄生虫は集まりません。集まったとしても、樹木の本来持っている抗体によって自分の身を守るということです。元気な松には「松ヤニ」が出て、それが線虫をはじめとした害虫をやっつけます。しかし、その機能がいま低下しているのです。農薬の使用は、生態系の食物連鎖をとめていました。
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