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▼2006年3月

2006年3月/
『はなのすきなうし』
 スペインの牧場で暮らすフェルジナンドは、花の匂いが大好き。他の牛たちはマドリードの闘牛場で勇敢に戦うことを夢みているのですが、フェルジナンドだけ、ひとり静かに花の匂いをかいでいました。
 フェルジナンドのお母さんは、いつもひとりでいるフェルジナンドが、さみしくないのか心配します。でもフェルジナンドが、ひとりで花の匂いをかいでいることが大好きで、ちっともさみしいと思っていないことがわかると、フェルジナンドの「すきなように」しておいてあげるのです。
 ところがある日、お尻を蜂に刺されて大暴れしているフェルジナンドを、闘牛用の牛を探しにきた男たちが偶然見つけ、勇ましい牛だと大喜び。フェルジナンド、マドリードの闘牛場へ連れて行かれてしまいます…さて、フェルジナンドはどうなってしまうのでしょうか?
 他の牛たちと同じことが好きじゃなくても、全然気にしないフェルジナンド。そしてフェルジナンド「らしさ」を受け止めてあげるお母さん。
 黒一色の一見地味な絵本ですが、何度読んでも味わい深い一冊です。
(マンロー・リーフ作・ロバート・ローソン絵・光吉夏弥訳・岩波書店)

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