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▼世界の人口

4月になってようやく暖かくなってきました。山形の桜も今週には先始めるでしょう。お花見気分はいいものですが、日本だけでなく、世界中が大変なことになる瀬戸際にあると最近強く感じています。
地球温暖化が騒がれていますが、そんなウソかほんとかわからないことよりも、切実な問題があります。それは前回も少し述べましたが、世界の人口問題です。
日本の人口減少が叫ばれて久しいですが、世界に目を向けると世界の人口は21世紀に入ってから急激に増加しています。ちなみに小生が生まれた1955年の世界の人口は約25億人でした。2022年の推計では80億人を突破しています。加速度的に増加しているのです。
 地球がどのくらいの人間を養っていけるかとの計算が以前よりあります。はっきりとしたことはわかりませんが、地球が人間の食糧を供給できる限界は、約70億人、最大でも100億人と言われています。もうすぐ限界点に達するか、すでに達しています。
人間が多すぎるとどうなるか。その答えは動物界にあります。動物の世界では個体数が多すぎると生存のために共食いを始めます。自分が生き残るためですが、大きな視点で見ると、種を次世代につなげるための必死の行動なのです。
人間も動物であり、本能的には次世代に種をつなげるための行動をします。人間の場合は殺し合いです。現代に残っている人類の記録の中で、殺し合い、戦争のなかった時代はありません。今後食料を奪い合うための殺し合いがますます激しくなってくると思います。
最近、発展途上国から先進国へ、独裁国家から先進国への移民の流入が止まりません。すでに日本にも移民と呼べるような多くの外国人が生活しており、その弊害が露わになってきています。よりよい生活を求めてというより、生きるために食べるために移動してくるのです。飢餓の話も発展途上国からよく聞かれてきます。世界的に食糧が枯渇してきているので、食料を求めて人間が移動し、移動先で様々なもめごとを起こしています。そこに宗教が絡むと殺し合いに発展しやすいのです。
今、世界では、イスラエルとハマス、ロシアとウクライナなど大量殺戮があちこちでおこなわれています。今後このような大量虐殺が、食料を求めての本能的な殺し合いとなって起こってくる危険性は高いです。日本は、戦後70年以上戦争がなく、平和ボケしているのではないかという話をよく聞きます。実際、多くの日本人が永遠に日本は戦争に巻き込まれないとは思わないが、今ではないでしょうと思っていると思います。誰でも嫌なことは先延ばしにしたいものです。しかし、今やロシア、中国、北朝鮮と言った独裁国家から見れば、日本はいつでも手に入れられるか弱い国に見えているに違いありません。
資源のない日本が工業立国を掲げて世界第2位までの国民総生産国になったのは、すでにはるか昔の事になってしまいました。今では観光立国と言って、他国からの観光客を当てにしてしまっている状態です。人口の減少も続き、15歳以下の人口は47年連続で減り続けています。また、日本を二度と立ち上がれなくするためにアメリカのマッカーサー元帥がわずか8日間で作った戦争放棄、武力放棄をうたった日本国憲法を戦後70年以上たっても一字一句も直さずにあがめている(ちなみにほとんどの国は憲法を何回も改正しています。)。未だに自衛隊を軍隊として認めず、弾薬も他国が攻めてきたら一日も戦えない量しか備蓄していないというそんな体たらくな平和ボケしたか弱い日本を支配するのはたやすいと思われても仕方がないでしょう。
国家100年の計を図るべき国会議員たちが、自分たちの資産を増やすことに汲々とし、国民の生活を守る姿勢を示しえない現状を変えることができるのは、国民しかいません。しかし、このような国会議員たちを生み出したのも国民ですので、現状ではお先真っ暗です。いつも言っていますが、栄枯盛衰は世の常。日本も厳しい時代がすぐそこまで迫ってきていると思います。
今回も暗い話をしてしまいました。桜も咲いてもわずか1週間位で散り始めてしまいますし。
次回は楽しい話をしたいと思います。

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