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▼飯豊町添川熊野神社の獅子頭

飯豊町添川熊野神社の獅子頭/
 昨日、かねてから入院していた添川のオシシが無事若返って退院された。

中津川出身の太田康雄氏作の比較的小振りの獅子頭で、分類は総宮神社系の黒獅子なのだが

耳が頭部から垂直に立っている。新調されたのは昭和63年6月吉日 塗りは長井市の齋藤

仏壇さんと記名が残っている。今回はその記名の部分を残して塗り替えをした。


初代の獅子 いかめしい表情で歯は湾曲し噛み締め感を強調している。森助の特徴を秘めて
いる彫りである


元になった初代の獅子頭は記名の無い獅子頭で長井市勧進代の遠藤森助の作の獅子頭と見て

いる。目尻のつり上がった表情や眼球の前に毛穴があり、勧進代の森助獅子との共通点が見

られる。現在はかなり重いので使われていないという。



塗り替え前の太田獅子


タテガミを植える前 塗り替え直後


塗り替えされる前の太田獅子は、縮れた馬毛のタテガミが褐色化し毛量が減少していたので

一新して腰の強い直毛の白馬毛に植え替えた。毛穴もかなり増やして毛量を増やし、塗り替え

して艶が蘇ると若々しい獅子に復活してきた。添川熊野神社は昨年度、助成金を活用して獅子

幕や化粧廻しを新調している。今年の久々のお祭りでご披露されるだろう。


2023/07/01 05:07 (C) 獅子宿燻亭10
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