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▼森助モデル進捗2

森助モデル進捗2/
まだ左右非対称なのだろう。

左側から見ると感じる違和感はなんだろうか?



4日から始めた森助モデルの獅子頭は二週間経過した。




昨日は軸棒を取り付けたので口が開閉する様なった。軸棒を持てるので自宅に持ち帰るのが

随分と楽になった。






毎日自宅に持ち帰り、部屋で反省会を行うのだが獅子頭から独特の臭気を発し困惑する。

それを例えれば、炬燵の中の甘酸っぱい様な腐敗臭である。子供の頃、大抵の民家では

朝晩の冷え込みのため、今ぐらいの季節まで炬燵があった。そんな人の足の熟成した匂い

を連想するのである。




さて、獅子の歯の線彫りも加えてみた。森助モデルは歯の頭部の数が24本と一対の牙、

下顎が同じ数あり48本と多数の細かい歯が特徴である。総宮型の16本と比べると、かなり

印象が異なってくる。同じく奥行き50cmの鮎貝八幡の獅子頭は、一枚の歯が大きく数は

上下20本と一本の歯が大きく数は少ない。


内部も削ったので獅子の重さを測ってみると11kgとヘビー級。本物の森助獅子の重さも

相当重いと聞いたが、計量した事はなく正確な数値は不明である。


軸棒の穴の補強板と思われる板も再現し固定済みである。次は取り付け型の舌の制作を予定

している。




森助モデルの大まかな形が整ってきた。

江戸時代後期の文政元年の時期に作られた獅子は、総宮型とは異なる類稀な様式を現している。

これから形を深く追求し、11kgの重さを何処まで削ぎ落とせるか追求していきたい。



森助モデルの二作目の準備を始めよう。
2022/05/19 08:22 (C) 獅子宿燻亭10
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