ヤマガタンver9 > 総宮型の金箔仕上げ

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▼総宮型の金箔仕上げ

総宮型の金箔仕上げ/
成田五十川型の獅子の塗りと金箔仕上げの前に、総宮型の獅子頭を二頭仕上げていた。
三頭目の作業時間は短くなったが、なかなか仕上がりは良くならない・・なんと難しい。






金箔を接着するための接着剤である箔下の種類は様々あって、色々調べて使ってみている
のだが、それぞれ作業の手順やタイミングは経験を積まなければ使いこなせない。彫り貯
めた獅子の木地を練習台に突き詰めるしかない。



今日、朝から上伊佐沢山ノ神のトチの丸太を伐りに出かけた。
天気も良く、作業日和で気持ちがいい。
先日、地主の方が獅子宿に訪れて春に伐採したトチノキの提供を申し出ていただいた。
その時すぐに現場を案内してもらい下見をしている。




11月半ばにしては暖かく、まだ霜も降りず山間の集落に日が差してきてた。
朝の静寂を破って二台のチェーンソーの爆音がこだまする。

本日は初めて若手の獅子彫り愛好の方と一緒にの作業であるが、独りで作業するとやたらと
進めてしまうので疲労が激しいが、2人だと余裕があるので有難い。それでも右手の筋が疲労
して痛い。



重量級ハスクバーナ60cmのバーのチェーンソーは丸太を一刀両断、大根を包丁でストンと
切るように伐れるが、チェーンに負担がかかるのか突然ブチっと切れてしまった。
作業終了。トチは獅子頭の適材だが、硬く重く割れやすいので最近はヤナギを使っている。

獅子宿に戻って、新蕎麦に舌鼓を打つ。
同じ蕎麦なのに、まかないで食すより客席での蕎麦は特に味がいい 。花作り大根をおろして
ぴり辛の蕎麦つゆは、殊の外美味である。

2019/11/18 15:53 (C) 獅子宿燻亭7
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