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▼お寺ミュージアム 瑞龍院

お寺ミュージアム 瑞龍院/
12月25日クリスマスである。

イブ24日が前夜祭で、本日が例大祭と云った所だが爆弾低気圧襲来で大荒れだ。

荒れ狂った風が庭の伸び過ぎたヒマラヤシーダーの枝を踊らせている。

そんな中、午後から白鷹町西高玉の瑞龍院に向かった。白鷹町地域おこし協力隊の石井嬢が

破損した仏像の修理を本堂で行なうので、便乗拝見である。

午後に本堂前に着くと、境内の木々が激しく揺れて恐ろしい。









石井さんは東北芸術工科大の文化財修復科出身の仏女で、山口地区で地域の古典文化財を紹介したり

修復のお手伝いも行なっている。白鷹町の仏像については殆ど調査されていないので、宝の山だらけ

。石井さんも「蛇の道は蛇」と特殊技能を発揮出来るフィールドで活躍しているのだ。ただ任期が

迫っているので、是非白鷹に定着して欲しいとヤキモキしている。




来年1月14日に講演が予定されている「置賜で活躍した仏師たちー白鷹町の調査事例からー」
 石井紀子   場所 高畠町 山形県うきたむ風土記の丘考古資料館 二井宿の途中、阿久津八幡
の手前。









さて、瑞龍院はかつて西置賜の霊場であり、周辺には数百規模の坊があった。文人歌人、絵描き達が

訪れ旅の宿を借りるという文化交集積のサロンでもあった。

本堂に飾られている書や水墨画、彫刻は勿論、十六羅漢像や京で作られた仏像等、数知れず眠ってい

る美術館でもある。これらを残された地域が、どう向き合い活用して行くか今、問われている。


本堂の一室で石井氏が修復作業を行なっている間、私は右を見ても左を見ても優れた意匠に

寒さも忘れ魅入ってしまう。

書については、私も素人で慣れないとミミズがくねった画像にしか見えないのだが、不思議なもので

懲りずに見続けていると少し解ってくるから面白い。






この晩稼(ばんか)という記銘のある書は、金子熊太郎の彫刻のある川西町積善寺(しゃくぜんじ)

や、同町菊田の高福寺でも見かけた。






拝殿の正面入り口には大きな絵提灯・・昭和32年の奉納とあり、私と同世代。その割には退色劣化

も僅かで自分より若々しいので驚く。その側に大きな絵馬・・観音講の女性たちがドンチャン騒ぎ

をしている様子であろうか? 




その反対側のマッサラの神社幕には龍の紋が染め抜かれている。

なんて斬新なデザインだろうと驚く・・・。隣には瑞龍院の山号の稲荷山を表す稲荷玉の紋である。








須弥壇(しゅみだん)まえの焼香台の一対の龍の彫刻も素晴らしい。

記銘がないか舐めるように探してみるが見当たらない。


本日26日、自宅で窓から眺めると静かに激しく雪が降り続いている。

大雪が始まった降り方の気配で、店の除雪が心配になってきた。

ブログは今回、長引きそうなので一旦中断させて戴く。




積雪量は15cm程で対した事無く収まってきた。

ただ湿ったベトベト雪で重たい。屋根が飛んだり被害も無く一安心である。



瑞龍院の拝殿中央左に、木鼻という獅子の彫刻に下半身が付け足されたものがあった。

よく見ると獅子は円柱に合わせて取り付けられようとしたが、完成されずにあったものを

後に別の材で下半身を取り付けたような形だ。お尻の尻尾の根元に何か刻銘があった。

その刻銘の溝に僅かに青い顔料が残っている。

1924(大正13年)とあり、その下の名前らしき二文字が読めない。十一年前之造とある。

事情も推測出来ない獅子だ。火災で焼失しているので、その名残の像かも知れない。







太い柱に幅15cm長さ129cmほどの上り龍の浮き彫りがあり、上の方には太陽を表す金属製の

円盤が嵌め込まれている。錆びているが鏡ではないだろうか?

眼は光っているので玉眼だろう。





お馴染み菅原白龍やメタボの仁王像のような面白い仏画もあった。









仁王像の記銘が読み難くかったが判明した。

倉田松濤(くらた しょうとう)秋田の画家で慶應元年(1865)秋田市生まれ
本名は斧太郎。角館の平福穂庵に師事する。少年時代から各地を放浪して回ったらしい。
重厚な存在感ある仏画、俳画を多く残している。落款「百三談画房」雅号は「百三談主人」
とある。豪放磊落(ごうほうらいらく)な性格でしられ、酒を好み、死の床に臨んだ際にも
鼻歌交じりで一句を作ったという逸話もある。

おそらく松濤は放浪の旅の途中に瑞龍院に立寄り、この画を残したのではないだろうか。

最近こういう読み難い文字をアーでないか?コーでないか?と頭をひねって解読する事が楽しく

なってきた。

高畠金原の玉龍院で五百羅漢を拝見したが、こちらには須弥壇の奥の院に十六羅漢座像が

あったが、こちらは写真はご遠慮させて戴こう。

最後に、庫裏(僧侶の生活の場)の廊下の上部に思いもよらぬ豪奢なお姿の韋駄天が祀られて

いた。



ご住職にお聞きすると、韋駄天は庫裏を守る神様で、ご存知のように足の速い神なので

ちゃっちゅっど(さっさと)用事を済ますように監督しているのだという。



今日は26日、瑞龍院には、まだまだ素晴らしいお宝があるが今回はここまでとしよう。

明日は高畠町二井宿の大社(おおやしろ)神社の大祓神事があり、そちらの獅子頭拝見の

予定だ。











2017/12/26 09:01 (C) 獅子宿燻亭6

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