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▼飯豊町下椿 座主神社の獅子頭

飯豊町下椿 座主神社の獅子頭/
飯豊町の下椿座主(ざしゅ)神社とは?  地元の方でも無い限りご存じないだろう。

こちらの宮守の梅津名七さん宅に獅子拝見にお邪魔した。

師走の半ばでも獅子拝見の勢いは自粛どころか、勢いを増すばかりだ。







 下椿地区は古くより、南組と北組、新屋敷組の三集落からなり座主権現を鎮守として栄えてきた。獅子舞の歴史は何時から始まったか不明だが、三頭ある獅子頭の初代の獅子頭は明治13年なので、その頃なのだろう。獅子舞を始めるようになり、座主神社に移行し神主は南陽市梨郷神社の神主がわざわざ訪れ務めたという。その後諏訪神社の西山神主の代になる。獅子頭について神社の宮守を勤めてきた梅津名七氏(昭和8年生まれ)に獅子頭拝見と共に貴重な話を聞く事が出来た。






 同所後藤武夫氏と分担して獅子頭と道具類を保管している。梅津氏宅には初代と三代目の獅子頭や獅子箱等がある。後藤氏宅には二代目の獅子頭と太鼓を保管しているという。梅津氏にある初代獅子頭のには刻名があり「明治13年 椿村 伊藤彦右衛門の作 寄進 安部吉兵衛とあった。獅子頭寄進の安部氏は同所地主の屋号「あぶら屋」である。獅子頭制作の上椿の伊藤彦衛門は湧沼神社の獅子頭も制作し、兄弟獅子であるという。獅子頭は飯豊諏訪神社系の雲眉、目が真上を指した天眼、反っ歯の飯豊独特の形である。






 獅子頭の幕穴が特殊な開け方で、裏側に貫通させず表から二穴を木地で交差させ糸を通す形が珍しい。先日取材した上椿の伊藤嘉六家の獅子頭(嘉永五年)や深淵の山ノ神神社の作者不明の獅子頭にも確認しているので興味深い。昭和8年に、この獅子頭用の獅子箱を誂えたものを保管しているという。大きなもので幕を付けたまま獅子頭を保管するものだっという。初代伊藤獅子の寸法は奥行き45cm 幅42cm 高さ31cm 耳幅63cmで、鼻先に割れが有り修理痕や鼻ヒゲや鬣の植替え痕も見られた。彫刻は確かな技術で、裏の目や鼻の内部の刳り貫きもしっかり処理されて熟練さを感じさせるので、周辺の獅子頭を多数制作している可能性があるので今後注目したい。










 三代目の獅子頭は 昭和52年7月 中津川小屋 渡部 亨 作 竹田義一 塗 と黒漆にて記名があった。寸法は奥行き48cm 高さ32cm 幅42cm 耳幅61cm である。初代獅子より、いくぶん重いが柳材らしい。三代目の獅子が重いので獅子舞いに適さずと、渡部氏に同形同重の獅子頭を依頼した。渡部氏は先代の獅子頭の軸棒の修理痕まで忠実に再現していて彫り師の実直さを物語っている。











 以前は7月27日28日だったが現在は7月最終の土日に合わせお祭りを行い、若者達20名弱で獅子を舞う。前夜祭の夜祭りは境内で獅子舞を奉納し、昼祭の例大祭は以前のように氏子一軒一軒巡らずに宮守の梅津、後藤両氏の家、消防ポンプ小屋、公民館のみで行なっている。以前の獅子幕は大勢の若者達で溢れたが、今は著しく縮小してしまった。


 現在の梅津家の建物は明治期、椿の長岡大工が新潟の職人達と建築したもので東西11間半あり天井が高く、太い煤けた梁が露になっている。長岡大工は元々後藤姓で上杉藩主より長岡の名を貰ったという。その梅津家の居間に、越後から瞽女が訪れて瞽女宿となり村人の唯一の冬の楽しみだったという。
 先日、座主神社の場所を確認しに黒沢壺沼の横沢氏にご案内戴いた時、雪に閉ざされた飯豊の風景に激しい懐かしさを感じた。幼い頃、この下椿に連れられてきた記憶の欠片が脳裏に残っている気がしてならない。半世紀前に両親と仕事で商品を配達に訪れたのだと思う。
 最後に座主神社では戦時中でも例祭の獅子舞いは絶やす事無く行なってきたんだと宮守の梅津氏は誇らしげに語ってくれた。

帰り道、宮守梅津家を振り返ると、静かに瞽女達が雪の道を行く姿を見たようだった。









2017/12/18 20:44 (C) 獅子宿燻亭6

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