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▼清水町子供会の獅子舞の裏表

清水町子供会の獅子舞の裏表/
7月15日、長井市清水町子供会育成会の夏祭りで神輿渡行と獅子舞が行なわれた。

以前は8月第一土曜が恒例だったが花火と重なり、一週間前倒し。

しかし最近は中学生の部活の大会や、スポ小の試合と重なり更に今年は前倒しになった。


以前は稽古も二週間あり、初日と中帳場、前夜祭と指導者たちの酒宴を重ねてサポート側の信

頼関係を深めていったが近年は五日の稽古で本番だ。


毎年参加する子供達がドンドン減っていく。

現在子供達は100人もいるが、参加者は一握りの子供達で特に中学生の参加者が激減してい

る。

出迎えてくれる住民も同じ顔ぶれだ。

笛と太鼓は中学生女子が担当してくれるが、今年中学生女子は数名になった。

筋の良い子は三日もあれば笛太鼓を憶えて本番で完成する。

獅子舞い男子は小学校4年からデビュー。

獅子舞の花である警固は中三の男子の体格の良い子から選ばれるのが通常だが、今年は六年の

やる気満々の男子が務める事になった。





以前は中学生に上がると獅子幕に入れたが、そんな状況ではなくなった。

小学生男子は女子に比べると成長奥手な子が多い。幕に入っても渚の小石のように

幕の中で漂っている。

その辛い修行を耐え、成長期の中学まで継続出来れば良いのだが・・。

親の育成会の組織も任期は二年だが、一年で変わってしまう場合もある。


獅子舞や祭裏の準備には何年かの経験が必要で、獅子頭や神輿の修理等特殊な知識、技能が必

要となってくる。

私が育成会会長の時に始めた、祭の道具修理費に当てる特別会計費も使われぬまま累計のまま

だ。

更に地区でも地区主催の夏祭の参加者激減に頭を悩ましている。

清水町は人口が増え出して市内有数のベットタウンとして発展してきたが、せいぜい30〜40

年の歴史である。

その元気だった世代が年を取り、人口が減少し地区のコミュニティが脆弱化しているのだ。

この様な現象は、今日に始まった事ではない。

何年も前から顕著に現れ、歯止めの策も見当たらず野放し状態だ。

これから地区祭の再検討会を招集されので、期待しているが如何なものだろうか?





2017/07/17 08:01 (C) 獅子宿燻亭6
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