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▼「弁当の日」 致芳小学校がおいしい笑顔に包まれました 

虹の郷発 希望行き 第153号・市報ながい1月1日号

12月1日に致芳小学校で、PTA行事として「弁当の日」が行われました。
子どもが自分で弁当を作るというこの活動は、
十数年前に香川県の滝宮小学校で当時の校長であった竹下和男先生が始め、今や全国各地の小中学校で取り組まれています。
竹下先生はかつて長井市でも講話され、「社会環境が激変する中で子どもたちの食生活が乱れ、体力や学力への影響も心配されるなど食の問題が深刻。
「弁当の日」は、食をとおして子どもたちを、家族を変える取り組みだ」と紹介されました。
今回の取り組みでは、1・2年生は、家族が炊いたごはんでおにぎり作り、3・4・5年生は自分でご飯を炊いておにぎり作り、そして6年生はおかず付きの弁当作りに挑戦しました。
食材選びや献立づくりも自ら体験し、家族はそばで相談にのったり助言したりしました。

取り組んだ子どもたちやご家族の声をいくつか紹介します。
●さんかくおにぎりはべたべたしたけどがんばったよ。(1年T君)
●朝早く起きておうちの人に教えてもらってさんかくおにぎりにしました。くふうしたところは、手をさんかくにしたところです。(2年Nさん)
●ぼくはおにぎりの作り方をごはんをむすぶだけと思っていたけど、塩をつけたり、水を入れたりぼくの想像とぜんぜんちがいました。ぼくもおやになったら子どもに教えたいです。(3年K君)
●今日のために毎日米とぎからやってもらうことにしました。1合、2合の数え方から、水をすわせることなど、たくさんのことを手で目で耳で学びました。
 手の形、塩ばいととても難しそうでしたが、できた時の笑顔は輝いていました。(3年家族)
●前日に自分で形と中味を決め、イメージし材料を買って自分でつくる。作る過程をとおして学べたことがたくさんあったようです。(4年家族)
●私は朝起きるのが遅くて不安でしたが、早く起きられ、自分の分と姉と父の分も母にアドバイスをもらいながら心をこめてつくりました。(6年女子)


このほかにも、家族への感謝、やり遂げた自信、「今度は家族のためにつくりたい」という決心、子どもの独創性や感性に対する家族の感動などが多くの感想文に込められていました。この取り組みの広がりを期待したいものです。

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